DRAGONBALL EVOLUTION
2009年
原作:鳥山明
監督:ジェームズ・ウォン
主演:ジャスティン・チャットウィン、エミー・ロッサム、他
実写映画化される、という話をネットで目にしたのは、5、6年前だったと思う。以来、ずっと追いかけてきた。監督が変わり、脚本が変わり、キャスティングが変わり......かなりの紆余曲折を経てきたようだ。やっと完成したと思ったら、半年以上も公開延期。
それでも、ついに、この公開初日を迎えた。冒頭の20世紀フォックスのロゴマークを見たとき、あぁ完成したんだ......と感慨深かった。この5年間の苦労が走馬灯のようによみがえった(うそ)。
事前に情報をいろいろ仕入れていたので、ストーリー自体にあまり意外性はなかった(ラスト、ちょっと意表をつかれたけど)。もっとも、この映画はストーリーを細かく考えない方が(以下略)
監督が香港人だからかもしれないけど、ハリウッド超大作というよりは、香港映画のテイストを感じた。しかも、ちょっと昔の。大雑把であか抜けない、独特な雰囲気。アジア的というか。
劇場を出るとき、近くを歩いていたグループの一人が言っていた。
「今の時代に、これ持ってくるか?」
まさに、その通り。なんか、全体的に古いのだ。脚本も、映像も、ギャグも......。きっと来るであろう続編では、さらなるパワーアップを希望したい。
でも、さすがにアクションシーンはすばらしかった。中でも光っていたのはチョウ・ユンファ(武天老師)。動きのキレが違う。ピッコロよりも強そうだったw
続編はもう脚本ができているようだ。原作と大きく変わった設定があるので、その辺がどうなるのか楽しみだ。ナメック星に行くのかなぁ。クリリンが登場するということは、悟空がアレになるんだろうか。
最後に。字幕の翻訳があまり良くなかった。がっかりするので、途中から字幕を読まないようにしていた。吹き替え版の方が、いいかも。