『亡念のザムド』

うちのBDレコーダーは、"深夜アニメ"を勝手に録画するように設定してある。なので、HDDは常にアニメではち切れそうになっている。

だいたい、見ないまま消えていくことになるんだけど(『銀魂』以外は)。

「春の新作アニメ」がHDDに貯まってきたので、ちょっと見てみることにした。選んだのは、PS3の動画配信向けに制作されたという作品、『亡念のザムド』。キャラクターデザインと制作会社が『交響詩編エウレカセブン』と同じなので、気になっていたのだ。

HD専用に制作されただけあって、映像のクォリティがすばらしい。絵の密度は、劇場映画並みじゃないだろうか。16:9の画面いっぱいに、背景まで緻密に描き込まれている。とくにメカの描写が尋常でない。萌える。

人物はちゃんとリップシンクしているし、TVアニメとしては破格の贅沢なつくりじゃないだろうか。

そして、クォリティ以上に気になったのが、内容。エウレカセブンは、非常にパクリ引用の多い作品だったけど、この作品も同じだった。

今回、パクリインスパイアの元になったのは、「ナウシカ」と「ラピュタ」!

世界観は違うけど、メカとキャラクターに多大な影響を感じる。いや、影響どころか、「俺たち、ジブリアニメ大好きなんです!」という開き直りすら感じる。

そして、そうやってサンプリングされたディテールが大好きなオレがいる。ラピュタのタイガーモス号っぽい飛行船で、ナウシカとサンを混ぜ合わせたような少女が、メーヴェっぽい飛行機で飛び立つシーンには......正直興奮した。

いや、よくできている。サンプリングだって何だって、面白ければ、いいのだ!

来週も楽しみだ〜