午後、『エヴァンゲリヲン新劇場版・破』を観に行く。

渋谷のシネセゾン。上映の1時間半前に行ったのに、チケット売り場に行列ができていた。しばらく並んで、順番が回ってきたときには、もう残り5席だった。仕方なく、前から2列目を選択。

近くのモスバーガーで食事をして、劇場に戻ると。大混雑。立ち見も出るらしい。客の9割が20代の若者で、ちょっと異様な雰囲気だった。といっても、とくにオタ的な人はいなくて、渋谷を歩いている普通の若者がほとんど。妙な活気があって、なんか学園祭みたいな空気だった。

あんなに前の席で見たのは久しぶりだった。大迫力。首は疲れるけど。

本編が終わり、エンドロールが流れ、次回の予告編がびしっと決まった後、場内が明るくなると、ばらぱらと拍手が起こった。確かに、拍手したい気分だった。正直言って、ここ1年で一番面白い映画だった。

旧作のエヴァンゲリオンとは、まったく別物だ。わかりやすく、面白い。そして、ポジティブ。前向きなメッセージが伝わってくる。旧作の陰鬱さが好きになれなかった人にこそ、勧めたい。