メディア変遷

土曜日のこと。

いつものスタイリストの兄ちゃんに髪を切ってもらった。彼に勧められたiPod touchを買ったことを伝えると、「やっぱ、いいっすよね〜」と喜んでいた。

それから音楽の話になった。いや、正確には、音楽ではなくオーディオの話。彼はロックミュージックのマニアなのだけど、マニアックすぎてオレがついていけないので、残念ながらロックの話はできない。

もう時代はデジタルだよね〜という話を(いまさら)していたら、彼が驚きの報告をした。手持ちのCDを全部処分したというのだ。もうPCとiPodがあれば必要ないと判断したらしい。

「面倒なんで家にブックオフを呼んで、全部持ってってもらいました」
「何枚あったの?」
「3000枚くらいっすね。おかげで、部屋が広くなったっす!」

思い切ったことしたなぁと思ったが、ふと、オレも最近はCDプレイヤーをまったく使っていないことに気付いた。MacかiPodを再生するだけで事足りるからだ。CDラックからCDを抜き出すこともない。掃除のときにホコリを払うだけ。

オレも、検討してみるかな。とりあえずは、ラックに入れずに箱で保存しているCDを処分するか......。

「でも、全部売った後で気がついたんすけど、意外とまだパソコンに取り込んでないCDがあって。あのバンドの曲聴きたいなと思ってiTunes開いたら、なかった......」
「どうしたの?」
「売った先のブックオフまで行って、自分のCDを買い戻しましたよ。300円で」

オレも気をつけよう。ありがちだ......