子供と関係ない1日

今日は、ひさびさにスカッシュ大会観戦。さいたまの日進に新しくできたスカッシュ施設に行ってきた。

新宿駅から埼京線に乗り、ひたすら北上。さいたま市に来たのは数年ぶりだ。駅の外は、駐車場と戸建てとマンションが、やるせなく入り乱れている。この茫漠とした町並み、さいたまの風景だ。

今日のさいたまは暑かった。日差しが凶悪だった。

新しいスカッシュ施設、コートは立派だが観客のためのスペースがない。椅子もほとんどないし、長時間の観戦には不向きだ。なんか疲れてしまって、早々に帰った。帰りの埼京線車内で睡魔に襲われ、爆睡。気がついたら新宿だった。部屋に帰っても睡魔は去らず、2時間ほど寝てしまった。

夜は自炊。今日のおかずは、キャベツと豚肉の生姜炒め。醤油を入れすぎて失敗した。しょっぱすぎた。

食後、録画しておいたアニメ『四畳半神話体系』を見る。

中村佑介の平坦なイラストレーションをどうやって動かすのかなと思っていたのだけど、ものすごく洗練されたアニメーションに仕上がっていて圧倒された。「まんが日本昔話」のように平面的な絵を平面的に動かすのではなく、平面的な絵を立体的に動かしているのだ。

二次元のキャラクターを頭の中で三次元に起こし、それを動かした後で、再び二次元に落とす感覚だろうか。日本のアニメーターの超絶的個人技。

あと、綿密なロケに基づいたと思われる背景の描き込みもよかった。京都のきままな学生の暮らしがよく再現されている。先斗町あたりの飲み屋とか、いい感じ。

音楽も良かった。あじかんのメガネの彼は、この世界観をよく理解していると思う。声優陣も、あの回りくどいセリフをなめらかに発声してくれて、とても良かった。

最近、個人的にモヤモヤとした思いがわだかまっていたのだけど、優れた才能のきらめきを目にして、ひさびさに心の中がスカッとした。