久々のサッカー日記

先日の日本代表vsセルビア代表の試合を見て、今まで積み重ねてきたことを全否定するようなサッカーに絶望していたのだけど、今月のNumberに載っていた中澤のインタビューにぐっと来るものを感じ、すこしだけ期待していた今日の日韓戦。

対戦相手としてはセルビアよりくみしやすいはずなのに、前より状態が悪化している......

原因のひとつは主軸選手のコンディション不良だろう。中村俊、遠藤、矢野など、去年まで代表で活躍していた選手たちが、今年はクラブチームで調子が良くないのだ。

それでも、岡田監督は彼らを本大会メンバーに選び、今日も主軸として投入した。彼らが急に復活するようなミラクルに賭けているのだろうか。とりあえず今日は、ミラクルは起こらなかったらしい。

主軸の不調も問題だけど、もっと問題なのは、チームコンセプトがここにきて五里霧中になっていることだ。選手たちはボールをもらっても、とりあえず相手のプレッシングから逃げるばかりで、周りを見ようとしない。周りの選手も、ぼんやり立っているだけ。どうしたらいいのかわからないらしい。

チームのぐだぐだ状態が選手の自信を失わせ、さらに動きを鈍らせるという悪循環。今日は攻めも守りも完全崩壊だった。

......まぁ、ネガティブなことばかり書いていても仕方ないので、ここからは希望を。

とりあえず、自信を失ったチームを引っぱる人材が必要。しかし、中澤は人がよすぎて、一番自信を失ってるように見える。闘莉王は闘志とキャプテンシーを持っているが、日本的人間関係の中では浮いてしまう可能性がある。2006年の中田のように。

ここで期待するのが、長谷部。今日の試合で気を吐いていた数少ない選手のひとりだった。彼は現実的な性格で、気持ちの切り替えが早いし、海外経験豊富で人間関係のスキルにも優れている。なんとか彼が中心になってチームの雰囲気を立て直してくれないだろうか。

調子の上がらない中村俊と遠藤はサブに回ってもらい、布陣をオーソドックスな3-5-2に戻す。阿部と稲本のダブルボランチ、トップ下が中村ケンゴで、両ウィングに本田と長谷部。どうだろう?

妄想だけど、もはや妄想にしか希望が見いだせないのが現実......!