追憶
今日は時間があったので、写真の整理をした。デジタルデータではなく、紙焼きプリント。
撮りためてきた膨大な写真を、去年からこつこつ整理してきた。最後に残ったのは、一番古い写真だった。なんと、高校生のときに撮った写真。
父親のお下がりの古いコニカ(フルマニュアル)を使って、もっぱら「空」を撮っていた。夕焼けがきれいなときや、大きな入道雲が出ているときに、窓から身を乗り出してぱちりと。
当時の写真を見ているうち、本当に自宅の窓からしか撮っていないことに気付いた。外に出て写真を撮るという発想がなかったのだ。しかも、人が全然写ってない。写っているのは空ばかり。
あらためて、灰色の青春だったんだなぁとしみじみした。