チチツー
紅葉を見たい……と、6時に目覚ましをセットして寝たのが前夜。なんとか起きられたので、だらだらと準備し、7時半出発。
気温は10℃。今シーズン初のハンドカバー装着。ゴアテックスの冬ジャケットにダウンインナー、下はコットンパンツに防風タイツ、ヒートテックタイツ。まだ、オーバーパンツには頼らない。
練馬ICから関越道を北上。車は多いが渋滞なし。しかし、さすがにこの気温で100km出すと寒い。
高坂SAで休憩。地図を見ながら、どこに行くか考える。ダートを走ってみたいと思っていたが、ここからだと遠い道ばかりだ。出かける方向を間違えた……
とりあえず花園ICで高速を下りて、奥武蔵グリーンライン周辺を適当に走る。とりあえず牧場を目指すことに。途中、朝日に照らされた森の中に出た。シーズンオフのキャンプ場らしい。紅葉はまだまだだったけど、静かで気持ちの良い場所だった。
牧場に到着。まだ朝なので観光客はまばら。温かい飲み物が欲しかったが、缶コーヒーしかなく(しかもぬるそう)、逆方向にソフトクリームを買ってしまった。
日射しが温かく風もなかったので、それほど凍えずに味わうことができた。相変わらず、濃厚。
特に目的地もないので、峠をつないで林道を走ってみることにした。地図を熟読して走り出すも、あっという間に迷子になった。地図にもナビにも載ってない細い林道に入ってしまって、どっちを目指したら良いのかわからなくなった。勘に頼って適当に走っていたら、方向感覚を失ってしまった。森の中で迷子。
バイクを停めて地図を熟読したら、完全にあさっての方向を走っていたことを突き止めた。脱力。とりあえず腹も減ったので、昼飯にすることにした。
渓谷の道沿いに、蕎麦屋があったので寄ってみた。駐車場に一面落ち葉が散り敷いていて、良い感じだった。
店の中から、色付いた紅葉が見えた。
ざる蕎麦とけんちん汁を注文。田舎風の黒っぽい蕎麦、腰が強くて美味しかった。けんちん汁も、安心感のある味。満足。
食後、ふたたび林道へ。途中、土砂崩れによる通行止めで迂回を強いられたが、今度は迷うことなく峠をつないで走ることができた。
刈場坂峠には、コーヒーとカップラーメンを出す屋台が出ていた。なぜか、テーブルでおっちゃんがギターをつま弾いていた。店主なのか、常連客なのか、謎だった。しばらくするとフォークソングを熱唱し始めた。退散。
地図に「関八州展望台」なる絶景スポットが載っていたので、行ってみた。林道から徒歩で山道を登る。尋常でない急坂で、息が上がった。
確かに360度の視野が開けた眺めの良い場所だったが、残念ながら霞がかかっていて展望はいまいちだった。条件が良ければ関東平野を一望できるとのこと。
誰もおらず、ひたすら静かだった。
帰りは鶴ヶ島ICから関越道に。渋滞もなくスムーズに帰還。走行距離は230km。