六本木で開催中のラファエル前派展へ。
ミレイの作品群が目当てだったが、やはりすごかった。画面の10cm手前から目を凝らしても、筆の跡が見えない緻密さ。絵の隅にいる小さなネズミの指まで描き込まれているを見て、驚嘆した。筆の技巧だけでなく、全体の構図、色彩の構成、題材の選択も見事だった。
ただ…記憶に残ったのはロセッティの作品だった。なんだろう、女性たちの顔はぜんぶ同じで、美しいとも思わなかったのだけど。何か、強烈な印象が刻まれた感覚があった。
名前がすごいよな。「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ」なんて…
