冬六甲

昨日、2月7日のこと。

久しぶりに暖かい週末になった(最高気温10℃)。風もほとんどない。ここ数日は雪も降ってないし、そろそろ行けるはず、ということで六甲山に登ってきた。

ダウンを着なくても大丈夫な暖かさだったが、少し標高が上がると池が凍っていた。低いとは言え、やっぱり山だな。 

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しばらく見ないうちに、登山道で大工事が始まっていた。美しいせせらぎを渡る、楽しい徒渉地点だった場所が、この通り。

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 砂防ダムの上流が崩れたので補修しているようだ。にしても、地形を変えすぎだろう…

 

ここからの急な登り。今回は少し荷物を増やしたので、かなりハードに感じた。すぐにへばってくる。スカッシュをやり過ぎたときと同じ、脚の力が抜けるような疲労感。体力というより筋力の問題だろう。大腿四頭筋のパワー不足だ。

 

山頂近くになると、日陰にかなり雪が残っていた。 

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山頂で昼食。この寒い中、冷たいおにぎりはちょっとつらいので。

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重い荷物を担いで登ってきた甲斐はあった。

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この後、急な腹痛に襲われて参った。トイレの近くで助かった。

ラーメンを平らげた後、少し物足りなかったので、非常用に持ってきたチョコバーを食べたのが原因だった。激しい運動の後に食べ過ぎると、よく腹を壊すのだ。チョコバーなんて久しぶりに食べたけど、おっさんにはちょっと重すぎた。

腹が落ち着くのを待ってから、体力的に楽な有馬方面に下山降することにした。有馬側は北斜面なので雪がたっぷり残っていて、登山道はつるつるの雪道になっていた。ここで、チェーンスパイクを実戦投入。

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見た目は悪いが、滑り止め効果はばっちりだった。スリッパ感覚で装着できるのも良い。他のハイカーが簡易アイゼンの着脱で手間取るのを横目に、ほんの数秒で着脱できた。

しかし、思わぬ問題が。トレッキングシューズの靴底から雪の冷気が伝わってきて、つま先が猛烈に冷えてきた。通気性重視のシューズだから、保温性ゼロなのだ。耐えがたいほど冷たい。やばい、このままでは凍傷になりそう。

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と、雪道はすぐに終わった。結局、積もっていたのは山頂近くだけだった。土の地面を踏むと、冷たさはすぐに消えた。

やっぱり雪は怖い。冬山用登山靴が必要なわけだ。冬山を登るつもりはないけど、六甲山でもこうなるから、侮れない。もうちょっとしっかりした登山靴を手に入れよう。

 

ゆるゆると下山後、温泉へ。有馬の金泉は血の色をしていて、いかにも筋肉疲労に効きそうだが、パワーがありすぎて体力が削られる気がする。これからは銀泉に行ってみようかな…

 

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有馬の団子屋にて。