東京の宿

1週間遅れの日記。
 
月曜日に東京への出張が決まり、どうせなのでその前の土日を東京で過ごすことにした。
急な話だったので、宿を取ろうとしたら軒並み満室だった。東京で1週間後の宿を押さえるのは難しいらしい。東京に住んでいたときはわからなかった。
いつもの安ホテルに電話したら、相部屋のドミトリーが1ベットのみ空いているという。ドミトリーはユースホステルで慣れているが、満室の状態だと結構きついものがある。音とか臭いとか……。迷ったが、東京でこういう経験をするのも面白いかもしれないと思った。何より、シングルルームの半額以下で泊まれる。2泊目は別のホテルで部屋が取れたので、1泊目はそのドミトリーを予約した。
夕方、ホテルにチェックイン。部屋に行ってみると、8畳ほどの部屋に2段ベッドを4個並べた8人部屋だった。誰もいなかったが、大きなスーツケースやバックパックが置いてあり、どうやら外国人旅行者が泊まっているようだった。
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部屋のドアはカードキーのオートロックになっており、セキュリティは配慮されている(同部屋の住人を信用する限り)。同じような部屋が3室ほどあった。トイレとシャワールームは共同だったが、設備はごく新しく、清潔だった。まぁ、ホテルだからそこはちゃんとしている。
友達と食事した後、零時頃に部屋に帰ってくると、人でごった返していた。言葉から察するに、ブラジル人のグループのようだった。女性もいた(男女混合部屋だった)。
話してみたかったが、相手がグループだったので声をかけづらかった。みんな寝る準備をしていたこともあり、ちょっと挨拶しただけで消灯になってしまった。
こういう異質な状況では、なかなか眠れない。2、3時間、うつらうつらしただけで朝を迎えた。
ブラジル人たちは朝が遅かった。暗い部屋で身支度して、朝食を食べにいく。
 
ホテル併設のカフェで、朝食サービスが実施されている。パン食べ放題、スープとドリンク飲み放題で350円。
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まったく美味しくはないが、この安宿感が良い。旅をしている気分になる。
 
10時のチェックアウト直前に、やっとブラジル人たちが起きてきた。まだ眠そうな彼らに挨拶して、部屋を出た。
 
落ち着かないし休まれない宿だったけど、この安さはメリットだ。旅気分も味わえた。また気力のあるときに、あえて泊まってみようと思う。