角間温泉

4/18。長野県在住の友達に、秘湯の角間温泉に連れて行ってもらった。

真田の集落から一本道を登っていくと、岩山が裂けたような狭い渓谷に入る。渓谷のどん詰まりにあるのが、この角間温泉

 一軒宿だが、コンクリート造の新館が増築されていて、意外と規模が大きい。ただし、新館といっても老朽化が進んでいて、「新」という印象はない。全体的に施設がくたびれた感じで残念だったが、清潔だったので、気持ちよくすごすことができた。

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部屋はこんな感じ。

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周囲には高さ数十メートルの断崖がそびえていて迫力がある。この崖のおかげで電波が遮断され、携帯がほとんど通じないので、インターネットを遮断したい人には最適な温泉である。どうしても携帯を使いたい人は、敷地の外れにある駐車場に行けばOK。

 

 この旅館は日帰り入浴もできる。数年前に来たことがあるのだが、露天風呂は宿泊客限定だったので入れなかった。露天好きの自分としてはとても楽しみだった。夕方に到着後、真っ先に入りに行った。

露天風呂は急峻な谷間の奥に作られ、切り立った断崖の景観を眺めながら湯につかれる。野趣感が素晴らしい(写真はこちら)。紅葉のときとか、最高だろうな。掃除も行き届いていて清潔。1つしかないので混浴だが、女性限定タイムもあるので女性客も安心と思う。脱衣所は男女別なのだが、なぜか男性用だけのれんがなく、温泉側から丸見えだった。まぁ、いいけど。

夕食もなかなか充実した内容だった。鮎・鯉・信州サーモンと、川魚を堪能できた。

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手前が信州サーモン、奥にあるのが鯉。鯉は泥臭さがまったくなかった。最近の鯉はそうなのか?

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夜になると冷え込んできた。部屋の石油ストーブをつけて、友達とTVを観て過ごす。ちなみに地上波TVの電波も届かないので、BSの番組しか観られない。たまたま『天と地と』を放送していたので、少しだけ観た。ものすごくつまらなそう、というのを再確認した。

寒すぎて外出する気になれなかったのだが、実はこの温泉は星空の美しさも売りらしい。谷間にあるので街の明かりが入らず、暗い夜空が保たれているのだ。寒さを我慢して見にいけばよかった。

翌朝、部屋から見える断崖の偉容。

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桜がきれいと言うことで、帰りに立ち寄った地元の神社。なんでも、真田家の氏神らしい。ちょうどお祭りをやっていた。

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土地の子供らがたくさんいて、なんか和んだ。