室津への旅

4/26日曜日。天気も良かったので、久しぶりにツーリングに出かけた。目的地は、兵庫県内で有名な快走路「七曲がり」。

学生のときは家から神戸の大学まで毎日バイクで通っていたが、遠出することはあまりなかった。当時の愛車AX-1は、シートが恐ろしく薄かったので(当時のオフ車はみんなそうだったが)、長時間運転にケツが耐えられず、近場ばかり走っていた。だから、兵庫県内でまだ行ったことのないツーリングスポットがたくさんあったりする。この「七曲がり」も、何年か前にネットで存在を知って、ずっと気になっていた。

道の駅をナビの目的地に設定して、走り出す。出発した後で気付いたが、メットに取り付けてあるBTインカムの電池が切れていた。ナビの音声案内が聞こえない(iPhoneのハンドルマウントをつけてないので画面も見られない)。仕方ないので、地図を覚えて勘で走る。

行きは下道を走ることにした。神戸三宮から山麓バイパスで西神ニュータウンに抜け、そこから明石、加古川へと、国道250号をひたすら西に走る。道が広くて走りやすいが、退屈だ。郊外のどうでもいい景色が延々と続く。せめて海でも見えれば良いのだが、このあたりの海岸線は工場地帯に占拠されているので、まったく海が見えない。

国道を2時間くらい走り続けて、いいかげん飽きてきた頃、目の前に突然海が開けた。ヒャッハー! f:id:charlie22:20150426130556j:plain

 

「七曲がり」の入口、道の駅みつに到着。崖っぷちに建つ道の駅からは、この絶景が見渡せる。

https://instagram.com/p/17OGfevonY/

 

バイクがいっぱい。いいね、この雰囲気。

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バイク駐車場があふれているので、車の駐車場に駐めた。タイルの幅がバイクにぴったり。この状況を想定して設計されているのか?

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腹が減っていたので、海の見える食堂へ。ベタに海鮮丼を注文してみた。

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 海鮮が美味しいのはまあ当然だが、驚いたのは味噌汁の旨さ。ただのアオサの味噌汁かと思いきや、牡蛎の身がゴロゴロ入っているのだ。牡蛎のダシがたっぷりと出ていた。こんな豪華な味噌汁は初めてかも。当地・室津の漁港では牡蛎の養殖もやっているようなので、ひょっとしたらこの味噌汁も普通なのかもしれない。

 食後、下のビーチに降りてみた。海は透き通っていて泳いだら気持ちよさそうだったが、遊泳禁止。道の駅を見上げると、こんな感じだった。どことなくリゾート感がある。外では、現地の海鮮を使ったBBQも楽しめる。大勢で来たときには楽しいだろうな。

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道の駅を後にして、すぐ近くの室津の漁港に行ってみた。

集落では古い家並みを見られるとのことだったが、あまりにも静かだったので、バイクで入るのはためらわれた。上から眺めるだけにした。時が止まっているような昼下がり。

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いよいよ「七曲がり」を走る。その実態は、複雑に入り組んだ海岸線に沿って続くワインディングロードだった。片側1車線ながら比較的広く、走りやすい(ただし一部グルービングあり)。なにより、海がよく見えるのが気持ちいい。海に向かって膨らんだカーブの向こうに、水平線が見える。のんびりと、景色を楽しみながら走りたい道だ。

万葉岬で瀬戸内海を見渡す。15時を過ぎたので、帰途に。

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帰りは高速を使って帰った。下道よりはるかに速かったが、眠すぎて困った。