灼熱ハイウェイ

8/1〜3と、恒例の長野県上田への旅に行ってきた。もちろんバイク。

連日の猛暑、覚悟していたつもりだったが……朝6時半に出発した時点で、すでに暑い。名神高速で京都にたどり着くまでに、メッシュジャケットの下は汗だく。まだ7時台なんですけど。滋賀を経て、岐阜に入ると、午前中なのに35℃近くに。結局、長野までずーっと気温30℃超えだった。さすがにぐったり。

暑すぎるので涼しい場所に行こうと、2か月前に来た麦草峠に行ってみた。さすが標高2000m、気温は24℃くらいだった。

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涼んだ。

予想外だったのは、荒れた路面でMT-07が暴れ気味だったこと。足回りの評判が良くないのは知っていたが、ここまで車体が跳ねるとは。怖くて飛ばせない。あと、路面のひび割れの補修材が暑さで溶けていたのも怖かった。リアタイヤが乗ると、ぐにゃりと滑る。びびってコーナーを直立気味で通過していた。

翌日は友達とバーベキューを楽しみ…… f:id:charlie22:20150807205920j:image

8/3月曜日、帰途へ。

行きの灼熱ハイウェイにうんざりしていたので、帰りは松本から乗鞍を経て高山に抜け、東海北陸道で名古屋まで向かうことにした。平日なので、松本から乗鞍までの国道も渋滞しないはずという計算。

案の定、道は空いていて、のんびりツーリングを楽しめた。もう少し時間があれば、あちこち寄りたかった。

松本からここまで登ってくるだけでも、少し涼しく感じる。ここで早めの昼食。

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長いトンネルを抜けた後。写真だと暑そうに見えるが、これでも下界より5℃くらい涼しい。 

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ここから高山まで下りが続く。下りるにつれて、気温が上がっていく。それでも、岐阜・名古屋の灼熱地獄に比べたら大したことはない。せいぜい30℃。

高山市街に近づいてくると、前方に黒い雲が近づいてきた。涼しい風が吹き始め、やがてゴロゴロと雷鳴が響いてきた。まずいな。メッシュジャケットで雷雨に降られたら、ずぶ濡れだ。

もともと、高山の街をちょっと見てみたかったので、雨宿りがてら立ち寄ることにした。中心街をうろうろして駐車場を探し、バイクを停める。市営駐車場は、バイク無料だった。

バイクを置いて歩き出したとたんに、ばらばらと雨が降ってきた。

傘などないので、目に付いた喫茶店に飛び込んだ。商店の奥にカウンターのみの喫茶スペースがこしらえてある。雰囲気は悪くないのだが、BGM代わりに?業務用冷蔵庫のコンプレッサー音がガンガン響いていて、とても居心地の悪い空間だった。結局、アイスコーヒー1杯で退散。

外に出ると、まだ雨が降っている。そこで、向かいのお店に入ってみた。

地元の工芸作家の作品がおしゃれに展示された雑貨店。その奥が喫茶店になっていた。カリモクの家具が並ぶしゃれた室内に、静かにジャズが流れている。うん、ここなら落ち着く。

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なぜかレモンティー。奥にあるのは、栗きんとん状のサツマイモのお菓子。なかなか美味かった。

まもなく、雨が上がった。

なんだかんだと、1時間以上も雨宿ってしまった。帰りが遅くなってしまうので、インターに直行して東海北陸道へ。途中でまた降られるかと思ったが、なんとか雷雲を避けることができた。

平地に降りてくると、すさまじい暑さになった。雷雨が降ったはずなのに、一宮ジャンクション付近で気温35℃。頭がおかしくなるよ。

ここからが遠い。黙々と走り続け、多賀SAで「餃子の王将」に入って夕食。久しぶりにここの餃子を食べてみたのだけど、これが良くなかった。油のせいで胸やけを起こし、100km/hで走行しながらタンクの上に吐きそうになった。おっさんが疲れているときに食べるもんじゃない。

日が暮れても名神高速は暑かった。夜9時半、帰宅。もうヘロヘロだった。