大山ちょこっとツーリング
8/23、晴れ。
朝から強い日差しが照りつけて、暑くなりそうだった。でも、これまでとは様子が違う。風がひんやりしている。まぎれもなく、秋の風だ。
思い立って、バイクで出かけることにした。今回は少し足を伸ばして、大山へ。去年は紅葉を期待して10月に行った。今は中途半端な時期だけど、まあいいか。
このときは一泊のキャンプツーリングだったが、今回は日帰り。セローならつらいだろうが、MT-07なら楽に往復できるはず。
9時出発。中国道を西へ。お盆休みの次の週末ということで、高速道路はガラガラに空いていた。快調に飛ばせたものの、2時間も走り続けていると飽きてきた。 やっぱり退屈だな、高速は。
途中休憩を挟みつつ、3時間ほどで蒜山高原SAに到着。前回と同じく、蒜山ラーメン?を食べた(特においしいわけでもない)。
よい天気だが、高原の涼やかな風が吹いていて、暑さを感じない。
外のベンチで地図を見ながらルートを検討。前回とは違う道を行くつもりだったが、分岐が多く迷いそうだったので、前と同じ道を行くことにした。蒜山大山スカイラインから、鬼女台の展望台へ。
大山の主峰は雲に隠れて見えず。
ここまで来ると、さらに涼しくなった。24℃くらいだろうか。最高に気持ちのいい風が吹いている。しばらく、ベンチでぼんやり過ごした。
こんな別荘があればいいな。
涼しさを求めて、ライダーも集まっていた。マスツーリング軍団が入れ替わり立ち替わり。さすがに、これだけ台数集まるとやかましいと思った。
その後、大山の山裾を東に抜けて、倉吉方面に向けて下っていった。このあたりの田園風景はとてもよい。水が豊富なのだろうな。田んぼが美しい。
ここからは東に進んで、鳥取自動車道で帰ることにした。道ばたにバイクを駐めて地図を見ていると、「恩原高原」という地名が目についた。よし、帰り道はここに行ってみよう。
車が全然いない県道を抜け、R179を人形峠に向かってのぼり、トンネルを抜けて、R482へ。「恩原高原」の案内板に従って、さらに山奥に分け入る。
やがてダム湖のほとりに出たが、まだ「恩原高原」の中心地に着かないようだった。ダム湖まで来ればなにか休憩できるお店とかあるだろうと思っていたのだが、本当に何もなかった。人家すらない。なんだか急に疲れてきて、これ以上の探索が嫌になってきた。最後にダム湖を見渡してから、帰ろうと思った。
湖の周囲には道路がめぐっていたが、木々が密生していて、湖がよく見えなかった。そこで、ダム本体に行ってみた。
くたびれ具合を見ると、相当古いダムのようだった(調べてみると、昭和3年完成だった)。たまたま地元の人が車で来ていたので、ちょっと話を聞いた。発電専用の小規模ダムらしい。
高い場所に上ると、思った通り。湖を一望できた。
人工物が見えないので(スキー場は別として)、大自然の中に来たような気分になった。風も気持ちいい。地元の人は、近くの別のダムの方が大きくて見応えあるよと言っていたが、自分はこの風景が気に入った。しばらく、風景を体になじませた。
R482をのんびり東に走って、智頭から鳥取自動車道に乗って帰った。
いいね、鳥取。