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春の山

この地にも、ようやく春がやってきた。

川を泳いでいたマガモの群れが去り、ツバメがやってきた。桜が咲き、すぐに散り始めた。いつも仰ぎ見ている浅間連峰の山々も、だいぶ雪が減ってきた。よく見える烏帽子岳の山頂付近は、ほとんど雪がなくなった。そろそろ、登れるかな。

4月22日。山の山頂でだけ開店するレアな古本屋が、上田市の太郎山で開店するというので、急遽行ってみることにした。太郎山は、上田市民に親しまれている市民の山らしいが、自分は初めて登る。上信越自動車道の太郎山トンネルはしょっちゅう通っているのだけど。調べてみると駐車場がないようなので、バイクで出撃することに。

天気は快晴。日差しが暑いくらいだったが、バイクで走ると寒い!登山口に着くまでに、体がすっかり冷えてしまった。表参道登山口にバイクを停めて、登り始めた。

こちらのルートは、登り口からいきなり急登が続く。ひたすら、淡々と登り続ける。お昼までに山頂に着かなくてはならなかったので、気合いを入れて歩いた。冷えていた体も、あっという間に汗だく。

登山道のあちこちに、可愛らしい紫色の花が咲いていた。

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調べてみると、ツボスミレの一種らしい。

ほぼ休まず歩いて、1時間ちょいで山頂に到着。

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あった。山の上の古本屋。

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soma-books.com

なかなか良い本が揃っている。ポカポカとした日差しの下、しばらく本を読ませてもらった。欲しい本が何冊もあり、迷った末に、クラフト・エヴィング商会の『犬』と、スウェン・ヘディンの『さまよえる湖』を購入。

帰りは、「裏参道」を下って帰った。こちらのルートは、比較的傾斜の緩い林道が続く。あまり眺望はないが、色々な鳥の声が聞こえて、自然を感じられる道だった。

道の外れにカタクリの花を見つけた。

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この谷間にはかつて鉱山があり、集落もあったという。今は、鉱山の跡と伝えられる穴ぼこが谷の向こう側に開いているだけ。

林道を下まで降りると、きれいな沢が流れている。林道の脇の、斜面から湧き水がしみ出しているところで、おばさんが山菜を採っていた。ただの草にしか見えなかったが、聞いてみると、おひたしにして食べるという。草の名前を聞いたものの、忘れてしまった。

15分ほど歩いて、表参道の登山口に戻った。いい感じの山歩きだった。