神戸にて

正月に帰ったばかりだが、アメリカで働いている先輩の帰国に合わせて宴会を開くというので、また神戸に行った。ふたたび片道400kmをクルマで移動したのだけど、道に慣れてきたせいか、2週間前よりも楽に感じた。中央自動車道の岡谷JCT〜小牧JCT間のカーブは大体覚えてしまった(いや、大体は嘘)。

気温を比べると、神戸は長野よりも5℃くらい温かい。しかし、やけに寒く感じた。長野にいるときよりも軽装だったということもあるが、風に湿気があるというのも、体感気温が低い原因かもしれない。

この宴会は自分が大学時代に所属していなかった団体の主催なので、顔見知りがあまりいないはずなのだけど、初対面かと思いきや先方がこちらを知っていて、一方自分はまったく思い出せないという、最悪のパターンが続出してしまった。何年か前に同じような会があったときに、紹介されていたらしい。

どうも自分は顔を記憶する脳の機能が弱いらしい。初対面の人は、数日経つと顔を忘れてしまう。服装とか髪型とかは覚えているのに、顔の記憶だけが抜け落ちる。何度も繰り返し会わないと、記憶できない。

それでも、初対面と思いきや2回目だった方々と楽しく飲ませていただいた。次回は、もう少し溶け込めるだろうか。

 

翌日。1日空いていたので、兵庫県立美術館の「エルミタージュ美術館展」を見に行った。

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エカテリーナさんが集めたコレクションということで、どちらかといえば古典的で重厚な絵画が中心だった。見応えはあるが、やや疲れる感じ。

午後から予定があったので、常設展示の方はあまり見られなかった。

それにしても、この兵庫県立美術館の建物はあまり好きになれない。平面図は美しいが、実際に利用してみると妙に遠回りさせられたり、急な階段を上らされたり、展示室の入り口が狭かったりして、快適とは言いがたい。運河に面した大階段は、いつ来ても人影がなく閑散としている。夏は暑く、冬は寒いから、人が集まるはずがない。空虚だ。

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午後は友達と会うことになっていた。JRに乗って、姫路へ。15年ぶりくらいに訪れた姫路駅は、劇的に変わっていた。ここ数年で一挙に再開発が進んだらしい。真新しい駅ビルの中のおしゃれなカフェでお茶を飲んだ。窓から見える半地下の公園は人であふれ、活気に満ちていた。若い子育て世代が多く目についた。知らない間に、播州地方は栄えていたんだなぁ。

駅前広場からは、昔のように姫路城が一望できた。ここまで来て帰るのは名残惜しかったが、もう夕方だったので帰った。次は、リニューアルしたお城を見学しよう。