MacBook Airの故障→修理
遡ること、2月5日の夜。いつものように、スリープ状態のMacBook Airを開いた。ログイン画面が表示されるのを待っていたが、真っ暗なままで反応がない。しばらくすると、妙なアイコンが表示された。
これは、やばいんじゃないかな(^o^)
慌てず騒がず、iPadで対処法を調べる。Cmd+Rキーを押しながら電源ボタンをオン。インターネットからOSがメモリにダウンロードされ、OS X Utilitiesが起動した。手元にイメージファイルがなくても復旧ツールが使えるとは、すごい。なんだか感動してしまった。
早速、Disk Utilityを実行。
はい、恐れていた事態が確定。250GBのSSDが沈黙してしまった。
以前使っていたiMacも数年でHDDが壊れてしまったが、あのときは読み出しが異常に遅くなるという前兆現象があった。だからユーティリティで故障を発見し、完全に壊れる前にデータを移動できた。
しかし、今回はそのときになるまで、まったく異常を感じなかった。本当に突然の出来事。これがSSDの怖さか。データ復旧も、HDDよりもはるかに難しいらしい。
さて、ただのアルミ板になってしまったMacBookをどうするか。Apple Careに入っていないので、Genius Barに持ち込んで修理するとそれなりの費用がかかる。そもそも、この田舎でApple Storeに行くこと自体が大変だ。車で片道2時間以上の旅になる。
幸い、数週間前にOSをクリーンインストールしたときに、TimeMachineとは別のHDDに写真や音楽のデータをバックアップしていた。とりあえず、余っているWindowsノートにデータを移した。
こうなったらiPad Proをもっと活用しようと、使うのをやめていたiCloudを復活させることにした。
iCloudを200GBに増量し(+400円)、Windows用のiCloudツールとiTunesを使って全データをiCloudに上げた。iPad Proで「写真」を開くと、さくさくとデータが読み込まれていく。
Android用のApple Musicも制限がなくなり、ずいぶん使いやすくなっていた。これならGoogleミュージックを使う必要もない。すぐに解約した。
これで、日常の用途をこなせる環境は整った。しかしこのノートPC、MacBookと比べるとずいぶんスピードが遅い。Windows 10をクリーンインストールしてあるのだけど、動きがのろくさい。HDDがカリカリ言うばかりで、待たされる。
結局、MacBookを修理した方がよいように思えてきた。思い切って買い換えるという考え方もあるが、今、そんなお金はない。
しかし、Genius Barに行くのはだるい。そこで、Mac専門の修理業者を利用することにした。MacBookを梱包して宅配便で送り、修理料金を振り込めば、修理して送り返してくれる。今回はMacLabさんにお願いした。
MacBookを送ると、すぐに分解・調査してメールで報告してくれた。
・原因はSSDモジュールの不良
・データの復旧はできない
ということで、なかなかの見積額が提示された。パーツ自体が高価なので、仕方がないか……
一週間ほどかかって、MacBookが戻ってきた。
これで、TimeMachineから復元できるぞ!と喜んで電源ONしたのだが……復元できなかった。MacLabさんが気を回してこのMacBookのリリース当時のOSをインストールしていたため、バックアップデータのOSよりも本体のOSの方が古くなってしまったのが原因だった。
ならばと、本体のOSをアップグレードしてもう一度試してみたが、なぜかバックアップデータにアクセスできない。
ネットで調べてみると、主要パーツを交換したら同じような状態になった事例を見つけた。Disk UtilityでSSDをクリアすれば復元できるという情報もあったが、なんやかんやしているうちにiCloudから主なデータが復元されてしまった。もういいや。
メールデータとアドレス帳はGoogleに保存されているので問題ない。クラウド万歳。
これで、必要な環境はほぼ整った。しかし……いまいち動作が安定しない。スリープからの復帰に失敗する。とりあえずSMCをリセットしてみたが、直ってくれるか……