野球観戦

5月25日。友達に誘われて、「東京ヤクルトスワローズ中日ドラゴンズ」の試合を見に行った。おりしも、ヤクルトが悪夢の連敗街道をひた走っているさなか。ファンではない自分としても微妙な気分で神宮球場に向かった。

天気は快晴、風も気持ちよい。不眠症による寝不足がピークで、頭がモーローとしていたが、気候の爽やかさで気分が良くなった。

誘ってくれた友達がファンクラブの会員で、全員分(4人)のチケットを押さえてくれた。送られてきたQRコードiPhoneの画面に表示して、球場入口の端末をかざすと、チケットが発券された。これは便利なしくみだ。

ナイター観戦ということで、帽子を持たずに出かけたのだけど、ちょうど日が長い時期。試合開始1時間前の17時、外野スタンドに出ると、猛烈な西日が真正面から照りつけていた。

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暑すぎるし、まぶしすぎる。たまらず、帽子を買うことにした。これも記念だ。いったん球場の外に出て、ヤクルトグッズの売店でチームロゴ入りキャップを買った。生まれ育った環境から阪神ファンになってしまった僕だが、そんなに熱心に応援しているわけではないし、今の地元である東京のチームのグッズを持っていてもバチは当たらないだろう。

遅れて現れた主催者の友達は、レプリカユニフォームに身を固めたガチ応援スタイル。普通の格好で来た他の3人にも、チームシャツを配ってくれた。

でっかいタンクを背負った売り子のお姉さんからビールを買って、皆で乾杯。試合が始まった。

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1回裏から青木のホームランが飛び出す展開で、なかなか楽しかったが、中日の打撃陣も好調で、すぐに点を取り返される。ヤクルトも反撃したが、点になるのはソロホームランだけで、連打が出ない。そのうちピッチャーが打ち込まれて、最後は満塁から長打を浴びて大量失点。連敗記録が1つ伸びた。

これだけ負けが込んで、試合でも相手にやられ放題なのに、ヤクルトファンはヤジも飛ばさず、「まぁしょうがないね」的な、淡々とした雰囲気だった。チャンスで一打が出なくても、がっかりするだけで、怒り出す人はいない。おかげで、僕のような部外者も安心して楽しむことができた。

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一方、中日ファンの応援は迫力があった。三塁側スタンドを青く染めて、野太い歌声を球場全体に響かせていた。東京在住の中日ファンが集結しているから、熱心な人が多いのだろう。

阪神が来たら、もっとすごそうだ。この友達がヤクルトvs阪神の試合に誘ってくれたら喜んで行くと思うが、ヤクルトの応援団の中で微妙な気分で観戦することになりそう……