展覧会

国立新美術館に行ってきた。

今日は雲ひとつない青空、さわやかな風、最高の天気だった。美術館のエントランスにも、巨大なガラス壁越しにやわらかい日差しが入っていて、心地よかった。

まず、ゴッホ展。混んでそうなので見る予定じゃなかったのだけど、ちょうどお昼時だったせいか、行列していなかったので、思い切って入ってみた。

とは言え、かなりの混み具合。距離を取って作品を鑑賞するような余裕はなかった。でも、すこし待てば作品の真ん前に陣取れたので、気になる作品はじっくり見ることができた。

「アルルの寝室」は、厚塗りによる立体感がすごかった。迫力がある。「ある男の肖像」は、不遜な男の性格が画面からにじみ出ていて、面白かった。教科書で見た「アイリス」は、思ったより大きな絵で、美しいと言うより、力強い感じがした。

一番良かったのは、荒れた庭を描いた「サン=レミの療養院の庭」。野放図に生えた木々が闊達に描かれていて、画面の隅々までエネルギーが満ちているような絵だった。

テラスでサンドイッチを食べた後、二階の企画展「陰影礼賛」へ。

光と影をテーマに、古今東西、絵画から写真、現代芸術まで、ノンジャンルで集めた横断的展覧会。企画の意図がいまいちよくわからなかったが、いろいろな作家の作品を見られて、楽しかった。

帰り際、偶然にもマイミクさんと出会った。青空の下でコーヒーを飲みつつ、雑談。

連休最終日にして、ようやく休日らしい休日を過ごせたかな。