平らな街で

新しい我が町は、武蔵野台地の南西部に位置している。台地が途切れる境界線は急坂になっているが、台地の上は、ひたすら平らな世界が広がっている。地平線上に山が見えない。ここまで平らな土地に住むのは初めてかもしれない。

だから、自転車移動がすこぶる適している。道には多くの自転車が行き交い、駅前には広大な駐輪場が整備されている。主な道路には、路肩に自転車通行帯が設けられている。通勤のサラリーマンも、通学の高校生も、子供連れのお母さんも、放課後の小学生も、とにかくみんな自転車に乗っている。

そんなわけで、自分も自転車を買った。写真を撮り忘れたのでAmazonリンクで……

車種選定の決め手は、必要最低限の性能と充実した装備、そして手頃な値段。ワンタッチで使えるサークルロック、ハブダイナモで発電するオートライト、大型の泥よけ、自動ロック機構付きサイドスタンドなど、ママチャリで培われた便利装備が満載されている。こういう、身も蓋もない実用性が気に入ったのだった。

 

今日は友達と会うために、2駅先の街まで走った。夏の太陽がガンガン照りつけて、めちゃくちゃ暑かったけど、風を切って移動する感覚がやっぱり楽しかった。ものの15分ほどで到着。いやあ、便利だ。オートバイと違って、置き場所に困らないのもよい。次は、もうちょっと遠出してみようかな。

時間つぶしで入った図書館で、こんな本を読んだ。昔からなぜか、中欧の民話に心引かれる。とても面白い。
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