H1N1

国内で、新型インフルエンザH1N1の流行が始まった。報告されている患者数はまだわずかだが、潜伏期間を考えると、潜在的な患者数はかなり多いんじゃなかろうか。今のところ、高校生ばかりだけど......なんで?

てんやわんやの水際作戦も、症状の出ていない感染者の入国は防げなかったというオチ。むしろ、「水際作戦のおかげで国内は安全」という雰囲気になってしまって、逆効果だったかもしれない。みんな油断してしまった。

日本の都市のように過密な環境では、感染の拡大を止めるのはほとんど不可能じゃないだろうか。日本の場合、学校は閉鎖できても、会社は閉鎖できないし。東京で感染者が見つかるのも、時間の問題だ。

ニュースを見ていて、もうどうすることもできないという無力感にとらわれた。今回のウイルスは「弱毒性」だから、現実的に命を失う可能性はほとんどない。でも、これが強毒性のH5N1だったら。

世界の終わりが来るときって、こういう感じなのかなと思った。

とりあえず、立体型のマスクを買っておいた。ウイルスを通さないサージカルマスクは、窒息しそうになるので嫌なのだ(そもそも、もう売り切れてる)。自分が感染したくないというよりも、くしゃみをして周りから冷たい目で見られたくないから。

梅雨が来るまでは、騒ぎが続きそうだなぁ。