笑いの門
晴れのち曇り。
午後、買い物のため原宿に行ったら、駅に人があふれていた。改札では入場規制まで。いつもの買い物客に加えて、花見客が押し寄せたのか。
表通りは人だらけでまっすぐ歩くのもままならないので、裏通りを適当に歩いていたら、うっそうとした森のような場所にたどり着いた。道の行き止まりに、和風の重厚な門が立っている。門の向こう側、緑の木々の背後に、山荘のようなお屋敷が見えた。
監視カメラを気にしつつ、門に近づいてみると、正月のしめ縄飾りのようなものがぶらさがってた。しめ縄の上に木札があり、そこには「笑門」と書かれていた。
笑門? 笑う門には福来る?
そういう、ポジティブな生き方を目指している人なのかな......と思いつつ、引き返した。
あとで調べてみたら、伊勢地方の風習らしい。魔除けの意味があるとか。なーんだ、ポジティブ的な意味はなかったのか。ちょっとがっかりした。
しかし、なぜ原宿に?