年越し
例年どおり、2016〜2017年の年越しも実家で過ごした。
12/30に上田の友人宅にて、泊まりで忘年会。昼間はよく晴れて温かかったが、日が暮れるとたちまち氷点下に。ベランダに置いていたビールがギンギンに冷えた。翌31日、昼頃に自宅に戻り、荷造りして実家へ出発。
このところ天気が良く、気温も高かったので、和田峠も雪はないだろうと予想していたが、登っていくと5cmくらいの積雪が残っていた(ライブカメラでチェックすればよかった、ということに今気が付いた)。幸い路肩の雪は少なく、気温が上がって路上の残雪も消えていたので、いつもよりは気軽に通過できた。
高速道路は空いていて、快調に飛ばせた。三菱アイの小さなエンジンを結構な高回転で何時間も回し続けていると、大丈夫かなと心配になってくる。バイクのエンジンよりは耐久性あるから、大丈夫なんだろうけど。トランスミッションの方が痛むかもしれない。
途中で休憩と仮眠を取りながら、7時間半で到着。いつもより早いペースだった。
家族で年越し蕎麦を食べた後、テレビとTwitterを同時に見ながら、だらだら過ごす。そうやってだらだらぼんやり過ごしているうちに、年を越してしまった。特に感慨もなく、すぐ寝る。
朝起きると、すでに初日の出が終わっていた。空は薄曇り。朝早く起きていた母によると、日の出の一瞬だけ太陽が出てきて、たいそうキレイだったらしい。
家の座敷にて、おせち料理を食べる。姉と兄はおらず、自分と妹と両親だけの4人の正月。もう20年近く、これだなぁ。おせちも、いつもと変わらぬ母の自家製。後で運転させられそうな予感がしたので、酒は飲まず、お屠蘇をなめただけだった。
母と話していると、60年前に長野に旅行に行った話になり、どこからか写真を出してきた。この人は、本当に物持ちがよいし、物をよく整理している。自分が十代の頃のアルバムがすぐに出てくる。写真は当然モノクロ。しかし、この人は当時の絵はがきを大切に残していた。当時の若者の憧れだった、高原の風景。
今は醜悪なホテルが建ち並んでいる白樺湖の湖畔は、昔はこんなだったんだな。さぞかし、気持ちの良い高原だったろうな。
道路が舗装されておらず、見るからに悪そうな道だ。この泥道をバスで登ってくるのは、大変だったろうな。
地図に、1969年に廃線になった上田電鉄丸子線が描かれていた。
午後、姉の家族がやってきて、一緒に近くの神社に初詣に出かけた。この神社は近年、妙に人気があって、今年も参拝するのに15分ぐらい並んだ。いつも寒い思いをするのだが、長野の冬に慣れたのか、やけに温かく感じた。
御神酒が飲めず、残念。いつもの交通安全御守りを買った。
翌2日、神戸に出かけて友達と会う。三宮の街は人でごった返していて、話ができる喫茶店を探すのに手間取った。結局、いつもの店に。
ずいぶん長く話した。つい流されてしまう現状を打破するには思いきりのよい行動が必要だよね、みたいな話。コーヒーを飲み飽きて、駅前のバーに移動。ビールを2杯飲んで、お開き。
翌3日は、映画を観に行った。作品は、スターウォーズの外伝的作品『ローグワン』。予想外に面白くて楽しめたが、ストーリーの行く末を知っているぶん、気分的な盛り上がりに欠けた。でも、ラストシーンは意外性があって「おおっ!」と思った。
映画の後、いつも通っていたマリーナのカフェに行ってみた。安いチェーン店だが、だからこそ落ち着く。本を読み、ボケーッとした。
1/4朝、実家を出発。帰路の運転はいつも退屈でしんどい。疲れて危なかろうと思い、和田峠を通らず、更埴IC経由で上田に帰った。到着したときには、日が暮れていた。やれやれ。